本研究は、新人看護師の夜勤における困難な体験を記述し明らかにすることを目的とした。研究協力者である新人看護師8名に半構成的面接を3回ずつ合計24回行い、解釈的現象学的分析(Interpretative Phenomenological Analysis)を参考として分析を実施した。新人看護師の語りは、①業務の全体像が見えていないことによる困難、②看護に対して準備不足であることによる困難、③先輩看護師と共に働くうえでの困難、④仕事と生活を両立させるうえでの困難、⑤患者にケアを提供するうえでの困難の5つに大別された。その結果から、交代制勤務に関する一般知識を学び、他者と体験を共有し助言を得る機会を提供すること、看護師と協働するチームワークを学ぶ機会を提供すること、患者との関わりに対する自己評価とセルフコントロールの方法を習得する機会を提供することは、看護基礎教育・新人看護師教育にとって有用であることが示唆された。