2016 年 25 巻 3 号 p. 13-24
〔目的〕初期キャリア形成期の看護師におけるピア・コーチングの相互関係の構造を明らかにする。
〔方法〕卒後3年目の看護師17名に同期入職の看護師におけるピア・コーチングの経験について半構成的面接を行い、修正版 Grounded Theory Approachで分析を行った。
〔結果〕初期キャリア形成期の看護師は対等な立場にある同期を精神的な支えとし、苦楽をともにすることで仲間意識が強まり、〈同期の存在をエネルギーにする〉ことで《互いが無くてはならない存在となる》。さらに、同期との関わりを通じて〈互恵的にさらなる可能性を探る〉ことで〈同期を介してケアを再構成する〉ようになり、《互いの体験やものの見方を実践で統合し成長の糧とする》。
〔考察〕初期キャリア形成期の看護師は、同期と一緒に試行錯誤することで関係性が深まり、互いに多くの学びを得ることができる。そのため、同期と協働する場を設定することの重要性が示唆された。