2016 年 26 巻 2 号 p. 43-55
〔目的〕本研究は、看護師長が行っている1年目から3年目の若手看護師に対するキャリア発達への支援を明らかにすることを目的とした。
〔方法〕病棟看護師長を対象に半構造化面接を実施し、14人の面接内容を質的帰納的に分析した。
〔結果〕看護師長が行っている若手看護師への支援として、《病棟スタッフとしてのキャリア発達を目指し行っている支援》、《看護専門職としてのキャリア発達を目指し行っている支援》、《若者の成長を目指し行っている支援》の3つの大カテゴリ、および【職へ適応する】、【看護の魅力を感じる】、【社会人として成長する】など若手看護師にこうなってほしいと看護師長の目指していることと【病棟内の業務を調整する】、【病棟全体で若手を育成する体制をつくる】など実際に行っていることの19カテゴリが抽出された。
〔考察〕看護師長は若手看護師のキャリア発達のために、職業への適応や知識技術の習得だけでなく、看護専門職としての成長や、その年代における発達課題の達成への支援も行っていることが示された。