日本看護学教育学会誌
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研究報告
成人看護学実習を受ける看護学生の実習前から実習期間中のSense of Coherenceと精神健康度・身体症状・生活状況・社会的状況の推移と関連性に関する調査
山中 政子平賀 元美藤原 尚子中本 明世森岡 広美三浦 恭代
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2018 年 28 巻 1 号 p. 1-11

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抄録

〔目的〕看護学生の成人看護学実習前から実習3週目にかけての首尾一貫感覚:Sense of Coherence(以下、SOC)と精神健康度・身体症状・生活状況・社会的状況の推移、およびSOCとこれらの項目との関連を明らかにすることを目的とする。

〔方法〕成人看護学実習を履修する学生に質問紙調査を実施し、実習前、実習1週目、実習2週目、実習3週目のSOC(SOC-13日本語版)と精神健康度(日本版GHQ-12)、身体症状、生活状況、社会的状況を調査した。

〔結果〕分析対象は92名。実習前~実習3週目のSOCに有意な変化はなかった。全測定ポイントで、SOCはGHQ-12と強い負の相関、社会的状況と正の相関、実習1週目~3週目で身体症状と負の相関、実習2週目・3週目で生活状況と正の相関があった。

〔考察〕実習中の看護学生は、SOCと精神健康度、身体症状、生活状況、社会的状況との間に関連があることが明らかになり、ストレスの高い臨地実習であっても、ストレス対処力の高い学生は、生活を整え、心身の体調を維持し、周囲からのサポートを得て実習に臨んでいることが示された。

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© 2018 一般社団法人 日本看護学教育学会
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