2019 年 28 巻 2 号 p. 1-10
〔目的〕在宅看護学実習における看護技術の実施状況の変化について明らかにし、カリキュラム改訂の効果を検討することである。
〔方法〕A大学看護学科4年生で同意が得られた120名(2014年改訂前:2科目、4単位)と88名(2015年改訂後:4科目、6単位)を調査対象とした。看護技術13カテゴリー71項目について無記名自記式調査を行った。各項目のデータは、看護技術の経験数を実施群(指導のもとで実施、一人で実施)と見学群に分けFisherの直接確率検定を行った。
〔結果〕回収率2014年75.8%、2015年81.8%。在宅看護学実習で経験した看護技術は69項目(95.8%)。
6カテゴリー《排泄援助技術》、《活動・休息援助技術》、《清潔・衣生活援助技術》、《与薬の技術》、《症状・生体機能管理技術》、《感染予防技術》は2015年の実施が有意に増加した。
〔考察〕カリキュラム改訂に伴い、低学年からの在宅看護教育及び実習前の在宅看護学演習を実施したことが、実践能力を向上させるための教育として、一定の効果があったと考える。