2021 年 31 巻 2 号 p. 81-93
〔目的〕パートナーシップ・ナーシング・システム(Partnership Nursing System:PNS®,以下、PNS)に対する看護師の自己評価と、協同で作業をする認識との関連を明らかにする。
〔方法〕病棟看護師181名に無記名自記式調査を行った。協同作業認識の協同効用因子、個人志向因子、互恵懸念因子の平均値を基準に低値群と高値群にわけた。PNS自己評価の平均値について、協同作業認識の各因子の低値群と高値群でMann-WhitneyのU検定を行った。
〔結果〕PNS自己評価のチームワーク・看護・安全・効率化・教育の項目は、協同効用因子が高値の看護師の評価が高く、個人志向因子が高値の看護師の評価が低かった。PNS自己評価の効率化の項目は、互恵懸念因子が高値の看護師の評価が低かった。
〔考察〕仲間と共に作業をすることを肯定的にとらえる看護師は、新人看護師に対して教育的なかかわりができるが、一人の作業を好む看護師は新人看護師に対する教育的なかかわりに余裕がもてない可能性が示唆された。