〔目的〕対面演習とオンライン演習での日常生活援助技術に関する学生の学びを、演習後のリフレクションから明らかにする。
〔方法〕2019年度と2020年度に、A大学看護学部において、日常生活援助技術を演習した学生のリフレクションを対象とし、テキストマイニング分析を行った。
〔結果〕もっとも出現回数の多い語は、対面演習・オンライン演習ともに『患者』であった。対面演習では10個の学び、オンライン演習では8個の学びが抽出された。
〔考察〕対面演習の初期には、自身の技術行動において気になった現象から精神運動領域を中心に学習していたことから、看護技術の根拠を早期に意識付け学習できるように教員が関る必要性が示唆された。オンライン演習では、教科書を中心に認知領域の学習をしていたことから、看護実践の際は自身の技術行動に集中しすぎず、知識を技術に結び付けられるように教員が関わる必要性が示唆された。