2023 年 33 巻 2-2 号 p. 43-54
〔目的〕老年看護学に熟練した看護教員がどのように学生と高齢者の関わりを支援し、学生のケア意識を育成しているのかそのプロセスを明らかにする。
〔方法〕老年看護学に熟練した看護教員7名を対象に、半構造化インタビューし、質的帰納的に分析をした。
〔結果〕看護教員が支援した関わりは、第1プロセスのきっかけづくりで4カテゴリー、第2プロセスの主体性の促進で6カテゴリー 、第3プロセスのケアへの実感を深めるで3カテゴリーが抽出された。関わりの支援の結果、学生と高齢者間では【心地よいケア関係】が構築された。
〔考察〕看護教員による関わりの支援によって、学生のケア意識は、自身に向けられたケア意識から、高齢者のためだけのケア意識、さらに自身と高齢者双方に向けられたケア意識の向上が示唆された。