目的:本研究では、4年次統合実習において医療機関の退院支援部門で退院支援実習を行った学生の学習成果を明らかにし、教育方法の課題を得ることを目的とした。
方法:2012~2014年度に本実習を受講した学生16名全員を対象とし、実習記録(実習日誌と課題レポート)をもとに質的帰納的分析を行った。
結果:本実習の学習成果として、【不安を抱きつつ今後の生活を模索する患者・家族の姿を学ぶ】【患者と家族の思いをくみ取る】【円滑な療養の場の移行に向けて多職種とチームをつくる】【安心して日常生活に戻れるように配慮し支援する】【リフレクションを通して自己の学習課題を見出す】の5つのカテゴリが明らかとなった。
結論:学生は退院を前にした患者・家族の心情、看護師の基本姿勢、多職種の連携の実際、具体的支援技術等について学習していた。その背景として、充実した指導体制、退院支援計画の立案、学生のレディネスが示唆された。