2017 年 5 巻 2 号 p. 79-87
【目的】本研究の目的は、現任訪問看護師や施設看護師に対し、大学の学習環境を活用した訪問看護技術を強化するための研修を実施し、受講直後と受講後の訪問看護実践への効果を評価することである。
【方法】A県の訪問看護師等32名を対象に、大学の学習環境を活用した「訪問看護技術研修」を3回実施し、研修受講直後と受講後1~3か月に研修の評価について質問紙調査を実施した。
【結果】受講直後の研修評価は高く、30名が技術研修の内容に満足できたと答えた。研修受講後1~3か月の評価については、19名から回答を得、学んだ技術を実践できる機会がある者については全員が「演習は役に立っている」「よりよく実践できるようになった」と回答した。
【結論】技術研修が実践に役立っていることが示され、日頃から実践する機会のある者にとってはさらにより良い実践に役立っていることが示された。都市部での研修は距離的にも時間的にも受講が困難な地方都市の訪問看護師にとっては、学習環境が整った大学での研修が役立つことが示された。