2018 年 7 巻 1 号 p. 235-241
目的:全国の知的障害者の保護者が知的障害者の医療機関受診に対して困難を感じている実態を明らかにし、今後の支援について検討する。
方法:全国の知的障害者の保護者1,080名に質問紙調査を実施した。
結果:365名を分析対象とした。受診困難感があると回答した割合は75.0%であった。知的障害者や保護者の年齢が若い、心電図や胃カメラ検査など12項目についてできない、サポート者として介護スタッフを選択している、療育手帳Aを所持している場合には、受診困難感がないと回答した者よりも受診困難感があると回答した者の割合が高かった。
結論:全国の在宅知的障害者と保護者がスムーズな受診を行えるために、本研究の結果に基づく保護者が希望する支援について具体的な内容を進めていくことが求められる。