2018 年 7 巻 1 号 p. 242-251
目的:地域包括支援センターで働く保健師の実践活動に関する文献から、「地域包括支援センター保健師のコンピテンシー」の概念を明らかにすることを目的とした。
方法:概念の分析方法は、Rodgersの概念分析法を用いた。医学中央雑誌を用いて2006年~2015年に発表された42文献を対象とした。
結果:属性には、【高齢者本人の意欲や強みを引き出す】【高齢者を支える支援者の連携をつなぐ】【個別支援を基盤に地域を巻き込む】【地域包括支援センター3職種間で意見交流しやすい雰囲気をつくる】【保健師として貢献できる力を高める】の5カテゴリーが見出された。先行要件は【経験・知識】【サポート体制】など4カテゴリーで構成され、帰結は【質の高い実践】など6カテゴリーで構成された。
結論:今後は、本研究をもとに具体的なコンピテンシー項目を明らかにし、獲得が不十分なコンピテンシーや教育課題の明確化が必要である。