日本看護科学会誌
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冠動脈バイパス術を受けた病者の術直後のサバイバルプロセス
船山 美和子
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2002 年 22 巻 2 号 p. 44-53

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抄録
本研究の目的は, 集中治療下で病者が自らの生命の脅威にどのように挑み乗り越えていくのかを明らかにすることである. 冠動脈バイパス術を受けた男性7名女性1名に対し, 参加観察法と半構成的面接法を用いてデータを収集し, 平行して継続的比較分析を行った. 結果, 冠動脈バイパス術を受けた病者のサバイバルプロセスは,《生を自分であやつることができる》に至るまでの, 術直後から4日ないし7日までのプロセスであることが見いだされた. さらにこのプロセスは,〈暗やみ〉,〈生の芽ばえ〉,〈ちぐはぐな生〉,〈自分から生をつかむ〉,そして〈生をあやつる〉の5段階から成り立っていることが判明した. これらの段階を構成する次元は,〈動きの度合い〉,〈生命維持機能を自分で管理する度合い〉,そして〈精気の度合い〉であった. 見いだされたサバイバルプロセスは, 生の回復をめざして, 病者自身が主体的に努力していることを示していた. これを受けて, クリテイカルケア領域における看護は, 病者の自立を促すアプローチが重要であることが示唆された.
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© 公益社団法人 日本看護科学学会
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