日本看護科学会誌
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Family Powersからみた高齢妊婦の羊水検査を受けるか否かの決定パターンに関する分析
中込 さと子横尾 京子
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2005 年 25 巻 3 号 p. 67-74

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抄録
本研究の目的は, 羊水検査を受けるか否かの決定過程についてFamiiy Powersの観点から分析することとした. 研究対象者は, 2001年8月から2002年6月までに産婦人科遺伝外来を受診した高齢妊婦で, 調査時点ですでに出産を終えており, 羊水検査を受けた場合は検査結果に異常所見がなく, 本調査の協力に同意した36名とした. 研究デザインは構造化内容分析に基づいた記述研究とし, 構造化および半構造化質問紙を用いた電話による聞き取り調査を行った.
羊水検査を受けるか否かに関する決定において, 28名 (77.8%)は夫または家族と話し合い, 8名 (22.2%)は女性単独で決定していた. 女性が話し合ったのが夫のみだった場合が24名 (66.7%), 夫と家族と話し合ったのが3名 (8.3%), 夫は含まず他の家族と話し合ったのが1名 (2.8%) であった.
女性の決定パターンは6パターンがあり, Family Power Balanceから見ると, 「合意して決める」という女性と家族が同等のパターン, 「自分に合わせてもらう」「自分の意見を通す」という女性が家族をコントロールするパターン, 「家族に合わせる」「家族に従わせられる」という家族が女性をコントロールするパターン, 「ひとりで決める」は女性単独で決定するパターンであると考えられた.
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