日本看護科学会誌
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精神障害者の家族員のQuality of Life
國方 弘子
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2005 年 25 巻 3 号 p. 96-101

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抄録
本研究は, 精神障害者の家族員のQuality of Life (QOL) の維持・向上をめざした支援を検討するために, 267名の精神障害者家族会会員を対象に, ソーシャルサポート, 患者の社会生活技能, 不安・抑うつ, QOLの因果関係について検討した. その結果, ソーシャルサポートと患者の社会生活技能が不安・抑うつの基礎となり, その不安・抑うつがQOLを規定するとともに, ソーシャルサポートがQOLを規定する因果モデルが支持された. そして, 決定係数は, 不安・抑うつに対し0.22, QOLに対し0.44であった. 以上のことから, 数量的な根拠に基づいた家族の支援の手がかりが示唆された.
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