におい・かおり環境学会誌
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特集(自然のかおり)
森の香り・木の香り その正体と働き
谷田貝 光克
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2007 年 38 巻 6 号 p. 428-434

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抄録

樹木はそれぞれに特有な香り成分を放出する.その香りの正体はイソプレン,揮発性テルペン類,青葉アルデヒドなどのC6化合物などである.香り成分の濃縮された液体である精油は50~100種類の成分を含み,樹種によってその個々の構成成分含量は大きく異なる.
本稿では,木の香り成分の持つ抗菌作用,消臭・VOC除去作用,害虫防除作用,快適性増進作用などの多様な生物活性について具体例を挙げながらご紹介する.

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© 2007 (社)におい・かおり環境協会
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