千葉大学大学院園芸学研究科
2008 年 39 巻 4 号 p. 231-238
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
都市緑地に植栽された植物の揮発成分が保有するストレス緩和効果を調べた.その結果,都市公園に植栽されたクスノキの揮発成分には唾液コルチゾール(ストレスホルモン)を抑制する働きがみられたことから,ストレス緩和効果があることが示唆された.また,都市公園に植栽されたラベンダーと芝生のストレス緩和の場としての評価を試みたところ,どちらの緑地も生理的指標から見ると,ストレス緩和効果がみられたが,心理的指標から見ると傾向は異なり,芝生は休息の場として,ラベンダー畑は気分転換の場として評価できるといえた.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら