岐阜県立国際園芸アカデミー
2010 年 41 巻 3 号 p. 157-163
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バラと人の付き合いは花の香りを利用することから始まった.それは古くは古代ペルシャにさかのぼり,その後,ローマ人はバラを多用し,小アジアやエジプトから輸入した.香料用に利用されていたバラは,その花のはなやかさにより観賞用植物として大発展することになる.ところが,これまでのバラ育種では,バラ本来の重要な形質である香りよりも花の色や形に視点がおかれていた.最近では,香りが再認識され,新たな香りバラの育種が世界各国で行われるようになってきた.
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