金沢医科大学耳鼻咽喉科学
2014 年 45 巻 4 号 p. 278-281
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外傷性嗅覚障害の原因部位を明らかとするため放射性アイソトープのタリウム−201(201Tl)鼻腔内投与によるSPECT-MRIタリウムオルファクトシンチグラフィ(SMTオルファクトシンチ)の研究を発展させてきた.SMTオルファクトシンチ検査により外傷性嗅覚障害における末梢嗅神経の連続性の減少と嗅球体積減少との関連が明らかとなった.また外傷性嗅覚障害モデルマウスを用いた実験から嗅神経の連続性と嗅球重量との相関も確認された.外傷性嗅覚障害に対する漢方治療成績も明らかとした.
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