埼玉県農林総合研究センター茶業研究所
2015 年 46 巻 2 号 p. 127-132
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主要茶産地の中で北に位置する埼玉県の茶は狭山茶と呼ばれ,経済的な北限とされている.埼玉県は茶樹にとって寒さが厳しいため,耐寒性を有した品種育成を行っている.最近,桜葉のような香気(桜葉様香気)を有している「おくはるか」を育成した.この桜葉様香気は,茶に携わる者だけでなく,消費者も感じることができる香気である.この他に,モクセイ様の甘い香気を有した「ゆめわかば」や品種特有のふくよかな香気がある「ふくみどり」,すっきりとした爽やかな香気が特徴である「むさしかおり」など香気に特徴ある品種がある.
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