九州沖縄農業研究センター畜産草地研究領域
2018 年 49 巻 3 号 p. 168-173
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牛ふんの堆肥化過程で発生する高濃度臭気を低減化する堆肥脱臭を,臭気規制が導入されている地域に適合させるため,酸・アルカリ水溶液を噴霧する2次処理と組み合わせて高度化した.その結果,2次処理において1%濃度の苦土石灰懸濁液を噴霧することが,臭気低減効果やランニングコストの面から有利であった.本脱臭システムにより臭気指数は元臭の28から脱臭処理後の12程度まで減少し,低減率は58%であった.