抄録
目的:ステロイドパルス療法(以下,パルス療法)を受ける甲状腺眼症患者が疾患や治療をどのように受け止めているか調査分析する。
方法:パルス療法1 クール目の甲状腺眼症患者19名に「甲状腺眼症という診断を受けて思ったこと・感じたこと」(以下,疾患について),「パルス療法を始めると聞いて思ったこと・感じたこと」( 以下,治療について) について半構成的面接をし,質的帰納的に分析した。
結果:疾患については「疾患に伴う苦悩」「疾患の受容と治癒への期待」「他者の精神的支援」,治療については「治療に伴う苦悩」「治療への決意」「社会的役割の揺らぎ」「他者からの支援」「医療従事者への期待・要望」のカテゴリーに分類された。
結論:パルス療法を受ける甲状腺眼症患者の疾患や治療についての調査分析では,疾患・治療に対する苦悩がみられた。周囲のサポートにより,疾患や治療を理解し,現状を受け入れ前向きに治療に臨んでいた。