日本視機能看護学会誌
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手術顕微鏡光源動画を用いた手術前説明による 術中恐怖感と疼痛に対する効果の評価
相見 美幸中間中倉田邊野口
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ジャーナル オープンアクセス

2022 年 6 巻 p. 7-9

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抄録

目的:顕微鏡光源動画を用いて, 看護師による白内障手術前説明を追加で行う事で手術中の患者の恐怖感や疼痛に対する効果を明らかにすること。 方法:対象は2020 年4 月から10 月までにA 病院で白内障手術を両眼同日に受けた患者100名。従来の手術前説明を行った患者と従来の手術前説明に加え看護師による顕微鏡光源動画を用いた説明を行った患者に振り分け, 無作為化比較試験を行った。手術後に100㎜ ,visual analog scale( 以下,VAS) を用いて調査を行った。 結果:手術中の恐怖感VASは指導あり群は33.4㎜± 30.7, 指導なし群は47.6㎜± 32.0 であった(P=0.003)。疼痛VASは指導あり群は13.4㎜± 17.5, 指導なし群は23.4㎜± 27.7 であった(P=0.057)。 考察:顕微鏡光源動画を用いて手術前説明を行うことで, 手術中の患者の恐怖感を軽減できることが明らかとなった。手術 自体を安全に遂行するためには患者の手術中の恐怖感や疼痛の軽減を図る対策は重要である。

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© 2022 日本視機能看護学会
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