抄録
目的:緑内障患者が点眼治療の困難に効果的に対処し点眼習慣を確立できる支援の示唆を得るために,点眼治療の開始初期の困難と対処の経験を明らかにした。
結果:困難は【点眼薬についての疑問に直面】【点眼薬の効果の認識しにくさ】【点眼に時間がかかり面倒】【点眼動作が面倒】【点眼薬による副作用の懸念】【普段の生活の中で点眼しにくい状況の発生】の6 カテゴリー,対処は【点眼薬に関する疑問を解消するための情報を探索】【主治医を信頼してとにかく点眼を継続】【点眼薬の滴下が目に入るように実施方法を変更】【点眼を忘れないための思い出しやすいような工夫】【点眼を実施する最適なタイミングの探索】【点眼薬によって外見に表れた副作用に対応】の6 カテゴリーが抽出された。
考察:疑問を解決する媒体の提供,点眼を無理なく生活に取り込む方法を話し合う支援が必要という示唆を得た。