理論応用力学講演会 講演論文集
第53回理論応用力学講演会 講演論文集
セッションID: 1A2
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OS1-1:将来型航空機1
パルスデトネーションエンジンの高性能運転に関する数値予測
*古川 剛藤原 俊隆宮坂 武志
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抄録
Pulse Detonation Engine(PDE)は,Turbojetが有する様な複雑な圧縮機構を必要としない為に構造が簡単である上,単一エンジンにて零速度から超音速に至る飛行速度をカバーし,理論的に60_から_80%の高熱効率運転を可能とする次代の航空宇宙用推進器として有望視されている。本研究では,詳細化学反応モデルを用いて,様々な燃料注入形態;当量比と当量比管内分布及び管長等をパラメータとして,推進性能(推力,比推力)及び管頭圧力の履歴等を数値解析的に評価した。特に,量論混合一様燃料注入での運転の場合を上回る推進性能の発生が期待されるPartial Fuel Filling(量論混合よりも低当量比の燃料注入)での運転において,種々の飛行高度と飛行Mach数に対する最高推進性能及びその発生条件について検討した。
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© 2004 日本学術会議メカニクス·構造研究連絡委員会
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