主催: 日本学術会議 メカニクス・構造研究連絡委員会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 九州大学応用力学研究所, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本造船学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業土木学会
本研究では,周波数特性を指定した入力むだ時間系に対する安定化修正繰返し補償器のパラメトリゼーションについて検討する.むだ時間系に対する修正繰返し補償器のパラメトリゼーションについてこれまで検討されている.しかしながら,むだ時間系に対する修正繰返し補償器のパラメトリゼーションでは周波数特性を指定することが容易ではない.実際的な見地から,周波数特性は容易に解決されることが要求される.むだ時間系に対する修正繰返し補償器のパラメトリゼーションの有用性,むだ時間を持つシステムの多さを鑑みると,周波数特性を指定した入力むだ時間系に対する安定化修正繰返し補償器のパラメトリゼーションは,検討すべき問題の一つである.そこで本稿では,周波数特性を指定した入力むだ時間系に対する安定化修正繰返し補償器のパラメトリゼーションを与える.