主催: 第55回理論応用力学講演会運営委員会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本船舶海洋工学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業土木学会
高速船や離着水時の飛行艇では、船体下面に働く動的圧力による揚力が静水圧よりも大きくなり、滑走状態が実現する。しかし、滑走状態を水槽試験による実現する事は、施設の速度限界等により通常船よりも難しくなるため、流体数値シミュレーションによる滑走挙動の評価の重要性が高い。 高速船の流体シミュレーションは各種提案されているが、高速滑走時に生じる飛沫の広がりは、不規則かつ大規模なものになり、通常の計算格子を用いる方法では取り扱いが困難である。そこで、本研究では、格子を使わないラグランジェ的な手法である粒子法を滑走問題に適用した。 滑走状態を数値的に実現するための手法、および計算例を示す。