理論応用力学講演会 講演論文集
第55回理論応用力学講演会 講演論文集
セッションID: 2D10
会議情報

OS17:浮体式自然エネルギー利用施設
帆走型洋上発電施設
*高木 健木下 健寺尾 裕井上 憲一田中 進小林 顕太郎山田 通政高橋 雅博植弘 崇嗣内山 政弘江嵜 宏至佐藤 増穂岡村 秀夫
著者情報
キーワード: 風力発電, 非係留, 浮体
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

この論文では、環境負荷の小さい基幹エネルギー源として、帆走型洋上発電施設を提案している。この施設は、台風を避けながらかつ好適風力を求めて日本のEEZ内を航行するのが特徴である。また、このコンセプトの目標として、水素社会が実現される頃に、環境負荷が最も少ない基幹エネルギーとして成立することを目指している。試設計によれば、この施設は台風を上手に避ける運動性能と、充分な強度を有することが判った。また、フィージビリティ・スタディによれば、この施設3900個で石炭から得られるエネルギーに相当する日本全体の発電量の18%のエネルギーを代替することができ、2002年のCO2レベルの10%を削減できることがわかった。

著者関連情報
© 2006 日本学術会議メカニクス·構造研究連絡委員会
前の記事 次の記事
feedback
Top