主催: 第55回理論応用力学講演会運営委員会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本船舶海洋工学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業土木学会
スチレン(S)-イソプレン(I)ジブロック共重合体は、ホモポリイソプレン(hI)マトリクス中でS核とIコロナを持つミセルを形成する。SI/絡み合いhI系の非線形緩和挙動について検討した。SI/絡み合いhI系の非線形緩和剛性率は、速い緩和過程と遅い緩和過程が観察され、前者はIコロナ鎖の配向緩和を、後者はBrownian stress sBの緩和をそれぞれ反映する。いずれの過程も階段形大変形下で非線形ダンピングを示した。それぞれの過程のダンピング関数から非線形性を検討し、その結果、速い過程はホモポリマー系と、遅い過程はBrownian suspension系と、それぞれ類似の機構によることがわかった。