主催: 第55回理論応用力学講演会運営委員会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本船舶海洋工学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業土木学会
本論文ではスパー型浮体式洋上風車の最適化について紹介する。岸を離れるにしたがって急速に深くなるわが国の周辺の海域の特徴を考えると、ヨーロッパで展開されている海底設置型のタワー式は難しく、浮体式にせざるを得ない。洋上の風力エネルギーの資源量は陸上をはるかに上回る。浮体式洋上風車の開発における主たる目標はコスト低減である。著者らはスパー型風車に着目し、これまで研究を行ってきた。本研究では、3次元応答解析法の開発と改良、検証を紹介し、ついで開発したプログラムを用いた浮体の最適化を紹介する。目的関数はコストに直接関係する重量とし、スパーのコラム高さ主たる変数として最適な形状を求めた。