主催: 日本学術会議 機械工学委員会・土木工学・建築学委員会 合同IUTAM分科会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本材料学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業農村工学会
メタヒューリスティックスを用いた最適化手法のひとつとしてParticle Swarm Optimaization(PSO)があり,新しい進化計算手法として期待されている.このアルゴリズムは,人工生命による同時多点探索と最適解に関する情報を人工生命の個体群全体で共有することを特徴としている.しかし,真値への収束性をコントロールする慣性項の評価と群行動情報に任意性があり,そのチューニングには経験的な要素が強く求められる.そこで本研究では,PSOに離散的な勾配情報を効率良く各個体に与える新しいアルゴリズムを提案する.これは,解空間における探索点近傍の勾配を簡便なスキームで計算することで人工生命に自分の環境を認知させるセンサ機能を搭載させ,探索行動を効率化するアルゴリズムである.