非適切問題を念頭においた多倍長精度並列LU分解について

藤原 宏志

doi:10.11345/japannctam.57.0.242.0

第57回理論応用力学講演会

セッションID: 3C05

DOI https://doi.org/10.11345/japannctam.57.0.242.0

会議情報

主催: 日本学術会議　機械工学委員会・土木工学・建築学委員会　合同IUTAM分科会

共催: 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本材料学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業農村工学会

OS22-2　応用逆問題の解の構成と数値解析

非適切問題を念頭においた多倍長精度並列LU分解について

*藤原宏志

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キーワード: 非適切問題, 多倍長計算, 並列計算

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抄録

本研究では，逆問題などの数値計算のための多倍長精度での並列LU分解による連立一次方程式の解法ライブラリの実装について論じる．非適切問題など数値的に不安定な問題の取り扱いにおいては多倍長計算が有効であるが，計算時間が問題となる．本発表では、MPI による並列計算、exflib による多倍長計算による C++言語および FORTRAN90 の連立一次方程式ソルバを提案する．提案するソルバは，C++ 言語のテンプレート型の逐次計算のソフトウエアと比較したところ，大規模な問題においては super-linear な速度向上比を実現している．

責任著者(Corresponding author)

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