スラット後縁での渦放出と空力音：絶対不安定性からフィードバック機構への遷移

真喜屋 実寛; 浅井 雅人; 稲澤 歩

doi:10.11345/japannctam.57.0.268.0

第57回理論応用力学講演会

セッションID: 3F05

DOI https://doi.org/10.11345/japannctam.57.0.268.0

会議情報

主催: 日本学術会議　機械工学委員会・土木工学・建築学委員会　合同IUTAM分科会

共催: 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本材料学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業農村工学会

OS5-2　流れの不安定性と空力音

スラット後縁での渦放出と空力音：絶対不安定性からフィードバック機構への遷移

真喜屋実寛, *浅井雅人, 稲澤歩

著者情報

キーワード: 流れの不安定性, 空力音, スラット, 渦, 後流

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抄録

翼の高揚力装置である前縁スラットから放出される空力音の発生機構を明らかにするため，スラット後縁での渦放出・空力音発生と流れの不安定性との関係を実験的に調べた．スラットコードに基づくレイノルズ数が30000程度以下のときは，後流の絶対不安定性による周期的な渦放出が起きるが空力音の発生は伴わない．レイノルズ数が増すと，流速の0.84乗で変化する複数の孤立スペクトル音の発生を伴い，渦放出は音波を介してのフィードバック機構に支配されるようになる．

責任著者(Corresponding author)

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