主催: 日本学術会議 機械工学委員会・土木工学・建築学委員会 合同IUTAM分科会
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本材料学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会, 農業農村工学会
コピュラとは多変数の分布関数とその周辺分布関数の関係を表す関数である。コピュラによって、複数の1次元分布関数を多変数の分布関数に接合できることが知られている。保険の運営には多様なリスクを伴う。これら相関関係のある多数のリスクを計量し管理する統合的なリスク管理が益々重要になっている。 本稿では、相関関係のある多様なリスク要素の分布関数をコピュラによって接合して多変数の分布関数を構築することより、保険に係る各種リスクを統合して定量的に管理する効率的な方法について提案したい。