主催: 日本学術会議 機械工学委員会・土木工学・建築学委員会 合同IUTAM分科会
共催: 日本機械学会, 日本気象学会, 日本地震工学会, 日本物理学会, 農業農村工学会, 応用物理学会, 化学工学会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本計算工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本材料学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本流体力学会, 日本レオロジー学会
著者は、ヒトの臓器発生過程において、平均して6から7回の細胞分裂の周期で、新しい臓器や胚などが形成されていくことを見出し、それを記述する微分方程式を提示してきた。(Naitoh, Artificial Life Robotics, 2008, JJIAM 2011 in pressなど) また、一週間という基本周期から70年程度の大きな経済変動周期に至る様々な経済周期が、様々な商品の耐用年数の6,7倍の周期で起こる可能性を見出した。日本人は死亡後、初七日や四十九日を大切にするが、これらも7倍の倍数であり、7回周期のリズムが良く見られることも注目すべき事象である。このような人間の行動様式が脳に支配されていることを考た結果、さらに、脳の体内時計のリズムや思考・記憶をつかさどる神経回路網が、同様の方程式で記述できることを見出したので報告する。