理論応用力学講演会 講演論文集
第63回理論応用力学講演会
セッションID: OS04-03
会議情報

OS04 構造物のロバスト最適設計
高精度宇宙リフレクター部分構造モデルによるロバスト性の検証
*児玉 崚豊田 将宏小木曽 望
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

軽量化が求められる宇宙アンテナ構造として,リブ・フープケーブルからなる構造様式が提案されている.これは傘のような構造であり,放射状に配置したリブを,同心円状に配置したケーブルに張力を与えて,リブを弾性変形させることで形状を安定化させる.その設計においては,形状誤差を最小化するリブ構造を求めることが必要となるばかりでなく,製造誤差などに起因する初期不整を調整する能力が必要となる.また,宇宙空間上での外乱に対する形状の外乱が小さいことも必要である.
この問題は,,形状誤差の最小化と調整用ケーブルの張力変化に対する形状感度の最大化およびその他のケーブル張力の変動に対する形状感度の最小化を考えロバストた多目的最適設計問題として定式化できる.この問題に対して,一本のリブからなる部分構造モデルに満足化トレードオフ法を適用してパレート最適解を求めるとともに,構造のロバスト性を考察する.

著者関連情報
© 2014 一般社団法人日本機械学会
前の記事 次の記事
feedback
Top