主催: 日本学術会議 「機械工学委員会,土木工学・建築学委員会合同IUTAM分科会」
共催: 応用物理学会, 化学工学会, 自動車技術会, 地盤工学会, 土木学会, 日本応用数理学会, 日本風工学会, 日本機械学会, 日本気象学会, 日本計算工学会, 日本計算数理工学会, 日本建築学会, 日本原子力学会, 日本航空宇宙学会, 日本混相流学会, 日本地震工学会, 日本数学会, 日本船舶海洋工学会, 日本伝熱学会, 日本物理学会, 日本流体力学会, 農業農村工学会, 力学アカデミー
磁気圏-電離圏相互作用過程は現在も十分に解明されていないために、グローバル電磁流体力学的シミュレーションモデル(Tanaka et al., 2010)における磁気圏と電離圏の境界における関係式にはいくつか任意に決定されている係数がある。本研究の最終的な目的はデータ同化手法を用いて最適な組み合わせの係数を推定することである。本発表では衛星ACEによって観測された太陽風パラメータを入力してシミュレーションを実行して得た電離圏のプラズマ対流速度SuperDARNレーダーで観測されたプラズマ対流速度の比較を行う。また、シシミュレーションから再現できなかったプラズマ対流構造を紹介し、太陽風中の磁場が南を向いて磁気圏・電離圏対流が活発な状態における磁気圏-電離圏結合過程におけるシミュレーションモデルの関係式の改良とモデルパラメータの最適値推定について考察する。