理論応用力学講演会 講演論文集
第63回理論応用力学講演会
セッションID: OS08-02-03
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OS08 連成現象・複合現象のシミュレーション
非定常運動を行う剛体/弾性薄翼の運動量厚さと非定常流体力
*嶋田 愛子渕脇 正樹田中 和博
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抄録

物体壁面近傍の境界層は,後流構造および流体力に大きく影響を与えるため,静止物体のみならず非定常運動を行う物体周りの境界層についての研究も活発に行われている.本研究では,数値解析により得られた流れ場に対して,定常状態での境界層理論を用いてヒービング運動を行う剛体薄翼および弾性薄翼の壁面近傍の一周期における境界層の運動量厚さを調べた.弾性薄翼の面上に発達する運動量厚さは剛体薄翼の運動量厚さと基本的な特性は同様であるが,その大きさは異なる.また,運動量厚さの傾向は各翼毎に翼弦方向に対して同様に増大する.さらには,弾性薄翼の運動量厚さは弾性薄翼に働く推進力とその傾向が一致した.

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© 2014 一般社団法人日本機械学会
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