理論応用力学講演会 講演論文集
第51回理論応用力学講演会 講演論文集
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OS11-2 構造および形態の最適化
自律分散有限要素法による複合ケーブル構造の形態形成について
本間 俊雄松山 和彦
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p. 192

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抄録
複合ケーブル構造は、連続した引張材のケーブルと独立した圧縮材の棒材により一体化させた張力構造形式を取り、軽量化と大空間を構成しやすい特徴を有する。このような構造形式におけるケーブル材は、張力導入による幾何剛性を確保させた自己釣合系を構成させ、形態安定と荷重抵抗能力を保持させる。従来、このような構造の初期形状の創生には、一般化逆行列を利用した解析が多い。本論文では、著者等が提案している自律分散有限要素法により、複合ケーブル構造の形態形成法を示す。また、軸力比と軸力値の設定による構造安定の範囲と剛性の評価について検討する。
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© 2001 日本学術会議メカニクス·構造研究連絡委員会
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