日本精神保健看護学会誌
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研究報告
精神障がい者アウトリーチ実践自己評価尺度の開発と信頼性・妥当性の検討
鎌田 ゆき藤野 成美古野 貴臣藤本 裕二
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2020 年 29 巻 1 号 p. 70-79

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抄録

本研究の目的は,多職種チームにおける精神障がい者アウトリーチ実践自己評価尺度を開発し,その信頼性と妥当性を検討することである.医療・福祉の専門職を対象に,無記名自記式質問紙調査を実施し,199データを対象として分析を行った.探索的因子分析の結果,【多職種チーム内における支援計画の遂行】【対象者の生活機能の把握】【対象者のリカバリーに向けた支援】の3因子20項目構造となった.本尺度は,検証的因子分析において許容できるモデル適合度であり,基準関連妥当性において有意な相関がみられた.Cronbachのα係数は許容範囲であり,内的整合性を確認した.よって,本尺度における信頼性・妥当性は,統計学的に許容できる尺度であると示唆された.

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© 2020 日本精神保健看護学会
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