応用統計学
Online ISSN : 1883-8081
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総合報告
MTシステムの諸性質と改良手法
永田 靖
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ジャーナル オープンアクセス

2013 年 42 巻 3 号 p. 93-119

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抄録
多くの技術分野でタグチメソッドが適用されている.タグチメソッドは,田口玄一博士が長年にわたり開発してきた方法論の総称である.その中でも,ロバストパラメータ設計とともに普及が進んでいるMT(マハラノビス・タグチ)システムがある.MTシステムの原型はMT法と呼ばれ,マハラノビスの距離に基づいて異常値を判定する手法である.マハラノビスの距離を用いた異常値判定自体は統計学の世界で古くから存在するが,田口博士は,それに様々なアイディアを追加し,多くの簡便な手法を開発してきた.それに対して,筆者らは,MTシステムの中でも主要な手法であるMT法,MTA法,RT法,T法を取り上げ,それぞれの手法が有している性質や特徴を明らかにしたうえで,改良手法を提案し,その性能について研究してきた.本稿では,筆者らのこれまでの研究の総合的な報告を行う.
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© 2013 応用統計学会
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