日本教職大学院協会ジャーナル
Online ISSN : 2758-9676
部門B:実践研究報告
特別支援教育の視点における小中連携の効果的な方略――実践につながる支援の共有のあり方――
三垣 優子山本 木ノ実
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2024 年 1 巻 p. 31-48

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抄録

小中一貫教育開始に向けて,Ⅹ市は様々な小中連携の取組を行ってきたが,特別支援教育に関しては形式的な引継ぎに留まっており,中学校生活への不適応やつまずきの蓄積による問題行動・不登校等の生徒指導上の課題への対応に苦慮している現状にあった。このことを踏まえ,小中教員間での実践につながる支援の共有の在り方を検討した。その結果,相互乗り入れを活用した小中協働の実態把握,具体的な支援策の共有・実践,小中合同ケース会議の実施等が有効であることが推測された。

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