介護福祉学
Online ISSN : 2758-1268
Print ISSN : 1340-8178
研究ノート
認知症グループホームにおけるリロケーションダメージを考慮したアセスメント――入居後初期に職員が行うアセスメント内容の分析結果から――
神子上 暁
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2025 年 32 巻 1 号 p. 46-55

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抄録

[目的]認知症グループホームへ入居して以降1カ月間に,職員が生活場面のなかで新規利用者に行うリロケーションダメージの防止・緩和・解消に向けたアセスメントの内容を明らかにすることである.[方法]グループホームでケアに携わっている職員10名を対象に半構造化インタビューを実施し,質的分析を行った.[結果]8個のアセスメント内容が明らかとなった.これら8個のアセスメント内容は,環境の変化に対する認知機能低下による本人の心境,家族に騙されたという認識のもと連れて来られた施設の職員に対する本人の印象,帰りたい強い気持ちの背景としての本人の生活史,環境の変化に関連したストレスによる健康状態,環境の変化に対する本人のポジティブな面や本人の持つ力,家族という社会資源について示すものであった.[結論]新規利用者のリロケーションダメージを考慮して,これら8個のアセスメント内容に着目する必要性が示唆された.

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