[目的]宿泊サービスを活用したデイサービスにおいて,COVID-19への対応や病後のフレイル改善,高齢者に多い倦怠感,うつ,生活不活発病などのCOVID-19罹患後症状の回避ができるか検討した.[方法]80代男性デイサービス利用者が,宿泊サービスを活用したデイサービスにおいてフレイルを改善し,COVID-19罹患後症状を回避した事例を分析した.[結果]利用者は,COVID-19発症後14日間終日ベッドで過ごし,多くの時間傾眠状態であった.しかし,介護職員が頻繁に声を掛け,昼間は離床を促し,足踏み運動,体操,脳トレ,塗り絵などを促すという積極的な介護により,発症後3ヵ月かけて徐々に心身機能が回復した.[結論]宿泊サービスを活用したデイサービスは,COVID-19のケア機能に止まらず,積極的な介護による病後のフレイルの改善やCOVID-19罹患後症状の回避などの有用な機能を有する可能性がある.