日本テスト学会誌
Online ISSN : 2433-7447
Print ISSN : 1880-9618
一般研究論文
相互情報量を用いた項目識別力の過大推定の検出
佐野 真
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2009 年 5 巻 1 号 p. 3-21

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抄録

項目反応理論を適用する場合,一般に局所独立を仮定する.一方で,Chen and Thissen (1997) は項目ペアの局所依存性について2つのモデルを提案しており,このうちSurface Local Dependence (SLD)の局所依存性を持つ項目ペアが含まれるテストに対して項目反応理論を適用した場合,この項目の識別力母数は真値に比べて過大に推定されることを示している.本研究ではSLDの局所依存性の強さと識別力母数の推定に与える影響をシミュレーションにより調べ,相互情報量を用いたSLDの検出手法と従来手法をjIRTNew (Tsai & Hsu, 2005b) 0.35 により比較した.またSLDの検出と併せて識別力母数の過大推定を検出することも試みた.結果,相互情報量を用いた手法は,従来手法よりも項目識別力の過大推定の検出において優位性があることが示唆された.

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© 2009 日本テスト学会
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