主催: 視覚障害リハビリテーション協会
学習場面において、・板書作業に時間がかかる、時間内に書き写しきれない ・文字を書くことが苦手、書字のバランスが悪い ・図形を書いたり認識したりするのが苦手 ・読み作業で行飛ばしがみられる、読んでいる場所がわからなくなる ・逐語読みになる ・プリント問題で書く場所がわからなくなる など、また、行動場面で、・物を探すのが苦手 ・球技が苦手 などの困難さがみられる子どもたちがいます。 そのような、視覚認知に課題がある児童・生徒の背景には、幾つかの要因が考えられます。 感覚の統合、視覚と運動の統合、視知覚、認知処理など、どの要因からその状態像がみられているか、評価、分析していくことが必要になります。それをもとに支援に取り組み、実際場面での配慮と対応を検討していくことが重要です。 今回は、視覚認知の仕組みについて、また、その中の、視知覚発達検査・評価方法についてご説明し、視覚認知に課題のある児童・生徒への理解を深めていただければと考えます。それをもとに、対応として、教室でできる支援方法のポイントについても幾つかご紹介したいと思います。