視覚障害リハビリテーション研究発表大会プログラム・抄録集
第21回視覚障害リハビリテーション研究発表大会
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ポスター発表
一般の病院における出張生活訓練体験会の試み
*齋藤 奈緒子久保 寛之塩沢 哲夫佐藤 伸行喜多井 省次内野 大介伊藤 正臣
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p. 108

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抄録
【はじめに】
 神奈川リハビリテーション病院眼科(以下、神奈リハ)と七沢更生ライトホーム(以下、LH)は、日常的に相互の研修や業務上の交流を行っている。今回、我々は、ロービジョン外来を行っていない病院において、神奈リハとLHの職員が合同で、視覚リハの早期導入を目的とした生活訓練体験会を行ったので報告する。

【方法】
 2010年9月と2011年11月の2回にわたり、相模原病院において生活訓練体験会を実施した。相模原病院の医師が、視覚リハを必要と思われる患者に参加を促した。体験会の内容は、白杖操作・音声パソコン・点字の紹介をLH職員が行い、ロービジョングッズ・光学的補助具(拡大読書器・ルーペ・遮光眼鏡)の紹介を神奈リハ職員が行った。体験会終了後、参加者にアンケートを実施した。

【結果】
 参加者は、1回目が患者3名、家族2名、相模原病院職員8名であり、2回目が患者4名、家族3名、相模原病院職員6名であった。アンケートの結果から、体験会の内容は概ね好評であり、「通い慣れた病院で安心感があった」という意見が多かった。また、相模原病院職員からは、視覚リハ訓練や、「ロービジョンケアの様子を実際に見ることができ、勉強になった」という声が聞かれた。

【考察】
 今回の生活訓練体験会では、各分野に精通した職員が紹介することにより、専門的な情報を提供することができた。また、相模原病院で行うことにより、医師は患者に参加を促しやすくなり、患者は安心して参加することができたと考えられる。ロービジョンケアを行っている眼科職員と視覚リハ施設職員が共に、ロービジョン外来を行っていない病院に出向いて生活訓練体験会を行うことは、早期リハの導入につながると思われる。
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© 2012 視覚障害リハビリテーション協会
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