視覚障害リハビリテーション研究発表大会プログラム・抄録集
第21回視覚障害リハビリテーション研究発表大会
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ポスター発表
ペン型電子辞書による英単語検索効率の一考察
*飯塚 潤一太田 智加子
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p. 129

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抄録
 印刷版の英和辞書は小説などに比べ文字サイズが小さく、調べたい英単語を見つけるために頻繁にページをめくらなければならず、弱視の学生にとって辞書引きは苦手な作業である。また、電子辞書はそれを解決する機器として有望だが、正確にキー入力するためには印刷物と電子辞書との視線移動が多くなり時間がかかる。
 そこで、今回印刷物の上をなぞるだけで英単語の意味が表示できる「ペン型電子辞書」を試用し、その検索効率、およびその使い勝手について調査した。
 その結果、検索時間は通常の電子辞書と比べ約7割程度で済み、効率的に辞書引きができることが分かった。また、文字数が多い英単語でも検索時間がかからなかった。
 実験終了後、被験者として協力してくれた学生達にヒアリングを行ったところ、「見慣れない単語でも1文字1文字入力しなくて済む」「さっと単語の意味が分かるので使いやすい」という肯定的な意見があった一方、「スキャン結果を、単語でではなく1文字1文字読み上げてくれればなお使いやすい」「スキャン結果の誤りを音で知らせてほしい」「使用者が読み上げた単語を音声認識して表示する機能があればなお良い」などの意見もみられた。
 今回の調査結果から、この「ペン型電子辞書」が弱視学生にとって辞書引きに有効な機器である可能性が示唆された。
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© 2012 視覚障害リハビリテーション協会
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