抄録
【はじめに】
近年、液晶タブレット携帯端末が普及し成果が報告されている。視覚障害教育では教育的視機能評価を行う。同評価は教育的配慮の基礎資料を与える。その際よく用いられるのがランドルト環の視標である。しかし、同視標を持ち替えながらの測定や、距離を変えての測定には慣れが必要である。そこで教育的視機能評価を行うiPad用のアプリ「日用視力測定ツール」を開発し再現性と妥当性の評価を報告する。
【方法】
晴眼大学生にランドルト環視標とiPadによる視力評価を、5mと3mの距離で、1週間以上の間隔を空けて2度行った。
【結果】
1回目の結果(n=10)の、距離(2水準)、測定装置(2水準)の分散分析結果では、交互作用・主効果を認めず、内測定完了5名の、測定時期(2水準)、測定装置(2水準)の分散分析結果では、交互作用・主効果を認めなかった。
【考察】
測定距離、測定装置、測定時期の効果は認められなかったことから、妥当性と再現性が確認できた。現在、データをさらに収集中である。
【謝辞】
本研究は、科学研究費補助金(基盤(C))「弱視者等の読書評価と教材表示支援システムの開発と評価」(23531302)(平成23~25 年度)を受けた。