主催: 日本文化人類学会
著者所属:所属機関名称 「筑波大学」 機関番号 「12102」
p. 109
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本発表では、パプアニューギニア高地エンガ州における調停と村落裁判の事例の対比から、もめごとを処理する過程で当事者の怒りがいかにコントロールされるかを検討する。人々は調停が社会関係を修復し、村落裁判が社会関係を悪化させると語る。2つのもめごとの処理の方法では、怒りの表現の仕方や取り扱い方が対照的である。調停は怒りを解放し解消するのに対して、村落裁判は怒りを抑圧し、蓄積、増幅させるのである。
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